看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

アニマルセラピー知っていますか?

2016年06月06日

皆さまこんにちは。如何お過ごしでしょうか。

久しぶりの看護日誌です。4月もあっという間に過ぎ、もう6月ですね。新緑も目に染みる今日この頃です。

新入職された方は、そろそろ新しい環境に慣れた頃でしょうか。

まだまだ緊張の毎日ですか?

新しい環境は、仕事も人との関係も一から始まるので、普段以上にストレスがたまる時期だと思います。「私は大丈夫」と思われている方も要注意ですよ!

当院に入職された方を見ていると、まだまだ表情が硬いなーと思う事が多いので、環境に慣れるには、時間が必要なのだろうと思います。

 

さて、ストレスといえば、昨今の猫ブーム(動物ブーム)はすごい盛り上がりですね。猫や犬、ウサギ、その他小動物等のテレビ番組・特集を、頻繁に目にするようになりました。

この盛り上がりは、動物好きが増えただけではなく、精神的な癒しを求める人が増えているんだろうなーと感じています。

医療職ですので、以前からアニマルセラピーの癒し効果は耳にしており、憧れの分野です。

皆さんは、アニマルセラピーって知っていますか?

アニマルセラピーは国際的にはAnimal Assisted Therapy(AAT=動物介在療法)と呼ばれ、動物を使ったセラピー手法を言います。動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、自信を持たせたりといった精神的な健康回復ができると考えられています。

アニマルセラピーの歴史は古く、古代ローマ時代には負傷した兵士のリハビリに、馬を用いたセラピーが行われていたようですよ。

現在は、老人ホームや介護施設、学校や養護施設などでも取り入れられて、動物を見たり触れたりしてセラピー効果が実証されています。近年の研究では、動物が人間に与える健康効果が科学的にも証明されているようです。

その効果とは・・

○スキンシップで血圧が安定する。

人間は、ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンを分泌します。

コルチゾールが過剰分泌されると、高血圧などの症状がでますが、動物に触れるとコルチゾールの量を抑制することができ血圧が安定すると医学的に証明されています。

○心臓麻痺や脳卒中のリスクを減らす。

ストレス緩和や、血圧安定が図れるため上記疾患のリスク

が減ることが証明されています。

○猫のゴロゴロ音(喉を鳴らす音)を聴くと自然治癒力がアップする。

猫は骨折をしても、他の動物と比べて3倍の速さで回復すると言われており、その理由はこのゴロゴロ音(20~50ヘルツの低周波音)による振動効果だとか。

フランスの理学療法士がそれを再現して、人間の骨治療に用いているという話もあります。

猫の出す振動音は、治癒の促進だけでなく、人の血圧を下げたり、不安感を和らげたり、免疫力をあげたりする効果があり、孤独感の緩和やポジティブ思考・幸福感を人の脳に伝える効果があるそうです。

 

日々、入院患者さん(家族含め)をみていると、精神的な安らぎや不安緩和の大切さを実感します。

看護師の笑顔が、動物セラピーなみに効果があるといいのにーと思わず願うことも多いです。

まだまだ遠い道のりですが、明日のニャンコを目指して精進していき、笑顔を絶やさず「看護師さんの笑顔で安心するよ」と言ってもらえる看護がしていけたらと思います。

 

新入職者の皆さま。ストレスが溜まっているなぁと感じている方は、猫カフェなどで猫のゴロゴロ音に癒されてみるのはいかがでしょうか?

P.S.うちのニャンコ写真も入れました。我が家のアイドルです。

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