看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

看護師便り  能登半島地震を経験して

2024年01月26日

今年は、元旦から大きな災害が発生しました。

石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

また、発災直後から救済のために力を注いでくださっている方々に深く感謝いたします。

 

2024年1月1日、地震の脅威を石川県で経験しました。

最初の地震速報、揺れは強かったのでどこが震源なのか。すぐにテレビで確認しました。過去の地震の記憶から、自分のいる場所が震源ではなく、もしかしたらもっと大きな揺れがどこかに存在するかも知れない、と常に思うようになったのは2011年の東日本大震災以降です。そして、1回目の揺れよりも次により大きな揺れが来るかも知れないと、思うようになったのは、2016年の熊本地震の記憶からでした。

 

そして、次の揺れはすぐに訪れました。

年末に東京から石川県七尾市の実家へ帰省していましたが、初めて元旦に家族を連れて加賀温泉に出掛けていました。いつもなら、発災の時間は自宅で過ごしている時間でしたので、帰宅して室内の状況を見たとき、ここに居たら大きなケガに繋がっていたかも知れないと恐怖を感じました。不幸中の幸いで、自宅にはいませんでしたが、かなりの強い揺れであったため、帰宅するまでは自宅の様子がわからないこと、輪島に住む親戚の安否も気になり不安な1日を過ごしました。

済生会の仲間や、友人からも、すぐに「もしかして帰ってる?」「大丈夫?」と連絡をいただき、心の支えになりました。

 

翌日、自宅へ戻る道は通行止めと、ガソリンスタンドの長い列で複数の渋滞が発生していました。自宅へむかう中、建物の倒壊や破損が徐々に増えていき、本当に大変なことになっていると肌で感じました。自宅まであと数キロになると地割れや隆起した道路があり、車を走らせるのも不安になるほどでした。通常の倍の時間をかけてようやく実家へ着きました。

倒壊は免れましたが、壁には大きなひび割れがありました。自宅の中は、固定していないものは全て倒れ、陶器類はおおむね割れていました。

自宅の片づけを一通りすませ、自宅周辺(和倉温泉)の被害状況を見て回りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

掲載は出来ませんが、他にも大きな被害を受けた旅館や傾き倒壊の恐れがある建物もあり、復興までには時間がかかることが容易に想像できました。

2~3時間おきに余震が続きましたが、断水以外のライフラインは維持できていましたので、情報を得ることも、暖を取ることもできましたが、断水期間が長くなることが予測されましたので、家族を残して東京に戻ることは本当に心残りでした。手伝いに行きたい気持ちよりも、「今ここでできることをする」を心に言い聞かせています。

 

現在も、人的・物的、地域復興へ向けて沢山の支援を頂いている報道を目にして、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、再び和倉温泉にもとの賑わいが戻ることを願っています。

 

看護部長 佐久間 あゆみ

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