看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

看護師便り 認知症高齢者のケアに『マフ』を使い始めました

2023年12月09日

いつも看護師だよりを見ていただきありがとうございます。
今年も残り1か月を切りました。コロナが5月に5類に移行になり初めての12月で街の賑わいを感じる今日この頃です。

今回は11月より当院で使い始めた認知症マフについてご紹介させていただきます。

認知症マフはイギリス等で活用され、朝日新聞文化厚生事業団が日本に導入しました。

イギリスでは、認知症高齢者のケアのために筒状のニット製品が使われています。カラフルで、ボタンやリボン、毛糸のポンポンが筒の内外を彩ります。手を入れるとふんわりあったかい。飾りを触って楽しみ、ホッと落ち着くといいます。日本でも広めようという動きが出て、現在は病院や施設でも取り入れているところもあるそうです。

私がはじめてマフの事を知ったのは、昨年の研修会です。2023年6月に行われた日本老年看護学会で実物をみる機会があり、身体拘束が減らせるのではないかと思い、他の師長に話をしたことを覚えています。
しかし、マフは全て手作りのためすぐに手に入るわけでもなく実現には至りませんでした。 11月に看護部長より済生会の会議でいくつかの施設でマフが活用されていること、当院でも委員会で相談してみたらと声をかけていただきました。
委員会内で相談すると「使ってみよう」という声が上がり、全職員に対し、認知症マフ活用ガイドの紹介と作成協力依頼を行いました。
11月13日には早速、職員が初めてマフを作成し持参してくれました。以前よりミトンを使用していた患者さんに使用する事になりました。ご家族の方に経緯や取り扱いについて説明するとご家族も同型の物を毛糸で編み、両手にマフを使用されていました。
現在、5人の職員が作成をしてくれ、これまで5名の患者さんに使用しています。

突然の入院で混乱する患者さんの対応に苦慮する中、マフの活用により患者さんが安心し治療がスムーズにおこなえるよう、職員とともにこれからも取り組んでいきたいと思います。

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