看護日誌

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

~時期の流れ~

2014年10月25日

10月8日の皆既月食は見られましたか?皆既月食も然ることながら、お月様が大変綺麗に見ることができました。

先日、久しぶりに自室の模様替えを行った。着なくなった洋服、読み終わった本、使わなくなったボールペン、古いアルバム等が、まあ~出てくること、出てくること。

もう無いだろうとクローゼットの隅を確かめると、VHSのビデオテープが数本出てきた。今ではもう何が入っているのかも分からない。ましてVHSのビデオが再生し見られるテレビも今は無い。薄型テレビになってしまい見る事も出来ないし・・・、と思って諦めていた。ある時友人に話すと、最近はVHSのビデオテープをDVDに写し変えてくれると知り、早速お店に行き依頼した。約2週間がたち、待ちにまったDVDが出来上がり、いそいそと持ち帰りワクワクしながら見る事にした。

若かりし日の自分が写っているのを見るとつい笑いが出てしまう。子供の小さい頃を見るととても嬉しく顔が微笑んでしまう。また、若い頃の自分と今の自分との比較は無意識にしてしまうものだ。これには、嫌でも時期の流れを思い知らされた。

最後のDVDは、なんか画面が異様に古くて中々始まらない。すると、亡くなった母が画面に出て喋り始めたのです。驚きも有りましたが、母の生きている姿と肉声を聞いた途端懐かしさと嬉しさで涙がこみ上げてきた。20年前に亡くなった母とご対面すると思わなかったので不思議な感覚でもあり只々唖然となった。娘と7歳、5歳、3歳の孫達と一緒に再度見ると「おばあちゃんだね。懐かしいね。そうそう、こんな声だった。お母さん、おばあちゃんと会えて良かったね。懐かし~いね。ほら、○○ちゃん達のひいおばあちゃんだよ。ばあ~ばのお母さんだよ」と、娘が私と孫達に話しかけると「へえ~」と言って、真剣にDVDを見ている孫達の姿は愛おしく、また自分の幼少時の姿と重なり、私の口元も自然と綻んだ。

私の幼少期には、古い色あせた写真でしか祖父母や曾祖父・曾祖母の顔を見る事が出来ず、母に「このおばあちゃんは誰ね?」と尋ね、教えて貰った思い出がある。だから今回もう会えないと思っていた生前の母に逢えて、VHSビデオテープをDVDにダビングする文明の利器の素晴らしさに感動した。DVDを見終わった時「お母さん、お母さんは、いっぱいスマホの動画に入ってるよ。」と娘が言った一言が可笑しく声を上げて笑った。私の場合は、スマートフォンで保存された画像や映像をひ孫達が見ることになるのだろう。

世代はこうやって繰り返していくのだろうと思うとなんか微妙な気持ち。文明は日々開化している。2020年オリンピックに向けて日本は更に発展して行く事だろう。

それまでに、スマートフォンがどのように変わっていくのか楽しみである。

 

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