看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

看護師便り フードパントリー支援事業のご紹介

2023年02月14日

看護師便りをご覧の皆さまこんにちは。

大寒に入り寒さが身にしみるこの頃。いかがお過ごしでしょうか。

今回は、昨年12月にスタートさせたフードパントリー事業活動についてご紹介させていただきます。

済生会向島病院は「施薬救療(せやくきゅうりょう)」の創立理念を引き継ぐ社会福祉法人です。これまでも事務部長や有志の職員は地域の支援活動(年末年始の炊き出し・子育支援事業(あだちキッズカフェ等)に参加してきました。今回、病院主催の事業として〝経済的支援を必要とするひとり親世帯への支援事業“の企画が提案され、参加呼び掛けには診療部、栄養管理科、リハビリテーション科、地域医療支援センター、事務部、看護部から参加者が集まりました。 開催に向けた検討を重ね、令和4年12月10日(土)に初回開催が実現しました。墨田区からの自立支援相談員の派遣協力を得て、生活相談窓口を設けることもできました。

第1回開催は6家族、第2回開催は8家族が参加されました。お子さんと一緒に来院される方が多く、好みのものを相談しながら選ばれていましたが、初参加の方は、緊張からか商品選択に躊躇される様子が伺えました。声掛けにより少し会話が弾むと安心した様子が伺えて、こちらも笑顔になれました。

 

事業名は〝楽しい食卓“を意味する「フードパントリーMerry Table SMH 」です。支援する食材で楽しい食卓を囲んでほしい想いが込められています。また地域の方から親しみを感じてもらいたい想いでSMH(済生会向島病院の略)をつけました。 支援物資は、喜んで頂ける食材は何だろうと様々な意見が飛び交いました。お米や野菜・保存食以外にもお餅や節分では豆など、季節を感じてもらいたいとの意見も出ました。

また、第2回開催のフードパントリーでは、墨田区内の福祉作業所で障がい者の方が作っているクッキーやラスクなどの焼き菓子も提供しました。当日お越しいただいた複数の家族から、「このクッキー美味しいんですよね」と、区内では評判の焼き菓子であることを改めて知ることができました。この焼き菓子は定番品として、ひとり親家庭の皆さんに今後も提供していきたいと思います。

今後継続するために、協賛企業、行政との連携など課題はありますが、済生会という病院の理念や基本方針を実感し、誇りに思える活動であると感じています。地域の方との結びつきがより密になるようこれからも取り組んでいきたいと思います。 Merry Table SMH の開催は以下の日程で行っています。 ・開催日時:毎月1回 第2または第3土曜日 14時開始 ・対象:墨田区在住の方で「ひとり親家庭等医療費助成制度(まる親)医療証をお持ちの方 ・事前予約が必要です。案内リーフレットで詳しい情報をご確認ください。

「墨田区社協、ベタニヤホーム、興望館こども園、文化子育てひろば、八広プラザ吾嬬の里、その他学童クラブ」等にリーフレットは配置させて頂いています。


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