看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

全国済生会糖尿病セミナーに参加してきました!

2014年09月02日

残暑厳しい日々も落ち着いてきましたがが、皆さん体調は崩していませんか?

先月末、全国済生会糖尿病セミナーに参加してきました。

8月23日(土)に開催されたセミナー会場は、大阪府にある梅田スカイビル タワーウエストでした。当院からは、世話人である糖尿病センター長の石井先生と日本糖尿病療養指導士を持つ看護師計3名が参加しました。

前日金曜日、当直明けで出発。体力的には“きつい”の一言ですが、私にとって初の大阪訪問であったため楽しみの方が大きく、身体の悲鳴は見て見ぬ振りをして過ごす事にました。

大阪までの車窓で驚いたのは、突然のゲリラ雨でした。天気予報でも“ゲリラ雷雨に注意”とありましたので備えはしていましたが、すごいスピードのなかでの雷雨は違った恐怖感がありました。幸いにも、大阪に到着した時は雨もなくホッとしました。

JR大阪駅について驚いたのは、駅が大きくきれいであった事。セミナー会場の事も考え、駅直結の宿泊先を選んで正解でした。阪急デパート、阪神デパート、大丸等に加えて都内と変わらず駅ナカショップもかなり充実していました。

夜はせっかく大阪に来たのだからご当地ものを頂きたい思いでいました。同行したスタッフが大阪に住んでいたこともあり、案内されたのが難波にあるお好み焼き屋。もう最高!!でした。

山芋焼きといって、生地がやまいも100%で出来ています。口に入れるとフワフワして溶ける食感。食べても重すぎず、いくらでも食べれてしまいそうでした。ネギ焼きも美味しかった。行列店のため入店時オーダーして追加オーダーが出来なかったのが心残りです。味もさることながら、良かったのは関東とは違い焼いてくれる事。担当してくれたお店の人もなかなかのイケメンでした。

帰り道は道頓堀を通ってプチ観光気分。グリコの看板は老朽化のため当日に消灯したばかりでした。残念。

難波を歩いていて感じたのは、呼び込みの方が積極的だと言う事。声自体も大きいし、距離も近く押しが強いのが印象的でした。

ホテルに戻ると、やはり身体は限界だったのかアッという間に寝てしまいました。

セミナー当日、開場時間に間に合うよう早朝チェックアウトし会場を目指しました。

今回のセミナーはワークショップが3つも設定され内容も興味深いものが多く感じられました。一般演題の中で印象に残ったのはSGLT2阻害薬使用例の報告です。この数年、糖尿病治療は薬剤種類が増えかなり多様化しています。そんな中、今年から出てきたのがSGLT2阻害薬です。簡単に言うと、尿糖として糖を排出させる事で血糖是正を図る薬です。目下この薬剤関連の研修会等には積極的に参加している最中だったので、とても興味がそそられました。また私自身フットケア外来を担当しているので、フットケア関連の発表についても会場を移動し参加。症例を体験しながら他施設の看護師らの苦労や患者との関係が実感としてわかり“試行錯誤しながらみんな頑張っているんだな”と元気をもらいました。

基調講演は「糖尿病の最新療法」と題し、関西電力病院でセミナー委員長の清野裕先生が行ってくれました。相変わらずな軽快な口調で、コメディカルの立場でも分かりやすくとても勉強になりました。

電車の時間に合わせ会場を後にした際、セミナー参加時に頂いた無料券で空中回廊に寄ってきました。タワーはイーストとウエストからなり上部が空中回廊として二つのタワーをつなぐ形で出来ていました。回廊からは大阪市内が一望出来、夕日のスポットとしても有名でした。

 

学会にはこのセミナー含め最低3回/年参加しています。学会に参加すると、他施設の方の現状から看護のヒントを得たり、同じ立場で働く者同士が感じる悩み等を共有出来たりと良い面が沢山あります。いい意味での刺激を沢山もらい、自分自身の成長につながっていると思います。現場で行き詰まったり、悩んだりした時こそ視野を広げて“看護”を見つめ直す良いきっかけになります。今回のセミナー参加でも“後ろ向きにならず、頑張ろう”と元気をもらえたので、現場の看護に活かしていきたいと思います。頑張るぞ〜!!

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