看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

私にとっての収穫の秋

2012年11月01日

いつも看護日誌を読んでいただき、ありがとうございます。
日中は暖かな日差しが降り注いでいますが、朝晩の冷え込みは本格的な秋の訪れを感じます。皆さま体調に変化はありませんでしょうか?味覚の秋です。おいしいものを食べ、体力づくりに励みましょう!

さて、10月は私にとって大きなイベントが2つありました。1つめは、地域探訪研修の発表会です。

当院では、昨年から4月入職の新人達と半日ですが、他職種の仕事見学とリフレッシュを兼ねて院外研修を企画しています。院外研修で看護に共通することを学び、成果発表を院内で行っています。

今年は、新越谷にある工場に新人5名と行きました(*^_^*)・・。工場では、私たちのユニホームや患者用ベッドのシーツ・パジャマ・布団などをクリーニングしてくれています。
リネン類の仕分けから洗濯の工程、仕上げ配送までの工程を見学させていただきました。機械ではなく、思った以上に人の手をかけて仕上げていることが分かりました。引率の私とは違い新人たちは、発表という課題があるので、ただリフレッシュというわけにはいきません。真剣にメモを取ったり、写真を撮ったり質問したりしている姿が印象的でした。

一方、電車の中では(片道25分程度の道のりでした)同期入職者同士、会話が弾みリラックスしているように見えました。職場では、配属部署の違いや変則ニ交代勤務という中で多忙な1日を送っています。車中で見たような和やかに会話する時間を持つのは、なかなか難しいかもしれませんね。

成果発表会では、『私達の仕事は、影で働く多くの人に支えられ、成り立っている』『患者さまに清潔なリネンを提供するという仕事は、ある意味チーム医療の一員であると考えられる』という学びを聞き、入職から半年を経過した1年生の成長ぶりが伺え、とても嬉しくなりました。

この時期からは新人も夜勤に入りはじめます。まだ学習することや、日々壁にぶつかる事も多いと思いますが、先輩スタッフと一緒に教育担当として精一杯支えさせていただきます(^^ゞ。

 

もう1つの大きなイベントは、済生会学会です。済生会は、明治天皇の特別の思し召しにより、明治45年に国の医療代行機関として全国的な救済活動を開始し、昨年100周年を迎えました。

済生会では毎年、全国済生会学会を行っており、今年は京都で行われました。私も今年の済生会学会に参加させていただき、研究の成果発表を行いました。ポスター発表は初めてでしたが、発表者と聴衆者の距離が1mと離れていないので緊張しました(@_@;)。いつもなら、しっかり朝ごはんを食べる私が、この日はコーヒー1杯だけでした(>_<)。

発表内容は、『新人研修への取り組み』という演題で、地域探訪研修は楽しく学べる場であると同時に、多くの学びが得られ、他職員への研修参加の動機付けにもなるという内容です。

学会参加は大変でもありますが、他病院での取り組みもわかりますし、済生会がどんな方向に進んでいるのかを直接聞く事ができ勉強になります。そして、自分もその一部を担っているという思いで気持ちが引き締まります。

 

これから就職される看護学生さんや転職を考えている皆さま方!!済生会向島病院で一緒に働き、済生会学会に参加してみませんか?

看護部みんなであなたを支え応援していきます(*^。^*)。

11月 2012
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