看護師募集パンフレット

はじめまして、このたび初めての看護日誌への執筆を行います。どうぞよろしくお願いします。

私が主任になってから、看護部全体に関わる業務として初めて任された仕事が「看護師募集パンフレット」のリニューアルでした。従来、看護師募集用のパンフレットはありましたが、在庫が残りわずかとなり、「増刷するより新しく！」という意見と、「新病院となった向島病院が歩み始めたばかり」というタイミングが重なり、看護師募集パンフレットもリニューアルすることになりました。初めは「ちょっと写真を入れ替えるくらいかな・・・」という軽い気持ちだったのですが、「妥協は許さないヒト」が集まってしまったがばかりに(*^。^*)、一から作るという形になりました。

業務を進めるにあたり私がまず考えたのは、“作成するこのパンフレットで誰に何を伝えたいのか!?”でした。看護師の募集パンフレットですから、もちろん看護師として就職活動をする方を対象に、病院の概要や看護部の理念、実際に働いているスタッフの様子が手にとって伝わるようにしたかったのです。そこで「いったいうちの病院は何が強みなのかな？」と考えましが、私はこの病院に勤務して既に10年以上経っていたので（早いな・・・(:_;)）、私の意見だけではなんだか自信が持てず、実際に働いているスタッフに「うちの病院に、何が魅力的で就職したの？」とインタビューをして歩きました。皆さん唐突に聞かれてびっくりしていましたが、快く答えてくれました。教育体制が整っていること、下町にあり生活しやすいこと、内科系（特に糖尿病）の勉強ができること、病院の雰囲気が明るくアットホームなこと、家から近いこと、交通の便がいいこと・・・・などなど、人によってさまざまな条件があげられていましたが、自分の職場がそのように見られていることが、ちょっぴり嬉しかったです。

次に取り掛かったことは、皆さんからいただいた沢山の“強み”をもとに、少しずつ内容を膨らまして行いきました。私たちが一番アピールしたかったことは“アットホームで、働きやすいこと”でした。業務内容や院内教育も充実した内容にしたかったのですが、当院の“あたたかさ”を紙面で一番に伝えたかったのです。色合いや文字の雰囲気・写真の内容など、いろいろと試行錯誤していきました。はじめは私が書いた子供の落書きの様だったイラストも、プロの手にかかると見る見るうちにそれらしくなり、みんなで考えたコメントも加わり少しずつ、形になっていくのがとても楽しみでした。“物を作ること”ってこんなに楽しいものなのか・・と感じさせてもらいました。

作成開始からおよそ２カ月、やっとの思いで出来上がったパンフレットを手にとり、思わずニッコリしてしまいました。とてもかわいらしく向島病院の“あたたかさ”が伝わるものに出来上がりました。作成にあたってたくさんの方々の協力と、力添えがあり本当に感謝しています。このパンフレットに恥じることのない“あたたかい、働きやすい向島病院”を作っていくために、私自身も努力していかなければならないなあと感じました。

皆さんも、どこかでこのパンフレットを見つけたら、是非一度手にとってみてくださいね(#^.^#)。