看護師便り　私が看護師になったきっかけ

2023年01月21日

私が、看護師になりたいと思ったのは小学校１年生でした。友達が多い祖母から「あそこのおばあちゃん一人暮らしで体調良くないみたいだからこれ持って行って」などと用事を頼まれることもありました。

ある方から「〇〇ちゃんは看護婦さんになったら？とってもお世話すきだから。おばあちゃんも助かるわ」と言われたことがまず初めのきっかけでした。

「なりたい！！なるね」と言って作文まで書いており、母が今でも持っています。

時は過ぎて、小学校高学年ごろ母がめまいで救急外来を受診した時のことでした。待合室で心配して待っていると、看護師さんが「お母さん大丈夫よ。今は落ち着いているから大丈夫。安心してね。」と言われ、ほっとしたことを今でも覚えています。

高校生になり進路に迷っていました。そんな時、看護師になりたいって思っていたことを思い出しました。小学生の時の自信はなく、なかなか決められませんでした。それでも看護体験には参加していたことを、保健室の先生に相談しました。

「やってみたいと思うならやりなさい。若いんだから、後悔しないようにまずはチャレンジすること。あなたは看護師さんになれると私は思っている。」と背中を後押しされて

看護師の道へ進みました。

１８歳までに関わってくれたたくさんの方のおかげで、看護師になれたこと今では感謝しています。年を重ねて、経験年数も増えていますが「初心忘るべからず」といつも思っています。

当院では、看護学生さんに「退院支援について」お話させて頂く機会があります。

看護師になって経験年数が増えても、今の気持ちを忘れない事。患者さんや家族の気持ちを大切に。などなど次世代の看護師さんになる方にもお話しています。

今では、７歳の次女が「看護師さんになる！！」と自信をもって話していました。当時の自分自身を思い出してほっこりしてしまいました。

次女の夢を応援しながら、母も看護師として毎日奮闘しております。