看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

看護師便り 幻のチケット?!

2021年07月09日

新型コロナウイルス感染症は、2019年12月31日中国の武漢で検出された原因不明の肺炎が、集団感染事例として2020年1月3日WHO(世界保健機構)へ報告がされました。数か月で収束するであろうという私の希望は打ち砕かれ、世界的な感染の広がりとなりました。

6月27日の朝日新聞に「再抽選・感染拡大の兆し 揺れるチケット所有者」の見出しで記事が書かれていました。

東京オリンピック・パラリンピックは開催なのか中止なのか、その判断もはっきり決まっていません。五輪チケットは、1年延期の末に条件付きで有観客での開催と決まりましたが、競技によっては、再抽選となります。変異ウイルスの広がりによる感染者数の増加によっては無観客も有りうる状況です。チケット所有者の中には既に払い戻すことを決めた方もいらっしゃいますし、どうしようかと心悩ませている方も多いようです。

ところで皆さんは、ボッチャという競技をご存じですか?ヨーロッパで生まれたボッチャは重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツでパラリンピックの正式種目です。私はこの競技を朝の情報番組で知りました。

重度の障がいがあってもスポーツができます。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。

障がいによりボールを投げることができなくても、ランプを使い、自分の意志を競技アシスタントに伝えることができれば参加できます。 老若男女、障がいのあるなしに関わらず、すべての人が一緒に、そして競い合えるスポーツです。(ボッチャ協会 ホームページから抜粋)

私が小児病棟に勤務していた時に筋ジストロフィーの17歳の男の子がいました。その頃にこの競技のことを知っていたら、「こんなスポーツがあるんだよ」と教えてあげれたのにな、と思いました。

数々のオリ・パラチケットの抽選に外れる中、私の興味を持ったこの競技のチケットが唯一当選したのです。皆さんの中でも当選したチケットをどうしようか迷っている人も多いのではないでしょうか。感染者数も下げ止まり、第5波とも言われています。無観客となり幻のチケットになる可能性も否めない状況です。数週間で結果は出ると思いますが、揺るぎないことは「命を守ること」これに尽きると思います。

オリンピック・パラリンピックが開催された暁には、会場であれテレビであれ、頑張ってきた選手たちを心から応援しようと思っています。

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