看護日誌

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

夏季休暇中に思ったこと

2016年11月11日

我が病院では3日間の夏季休暇+有給休暇を使用して1週間程度の休みを取ることができます。字から想像すると夏にしか取得できないと思われがちですが、ありがたいことに4月から翌年3月の間に取得すればよいことになっています。スタッフはそれぞれ相談しながら、交代で休暇を満喫しています。

その夏季休暇を私は9月初旬にとり、夫婦で上高地に旅行しました。私たち夫婦はこの上高地から眺める穂高連峰の景色が大好きで、もう何度も訪問しています。2年前には北穂高岳の途中の涸沢カールまで登山もしました。今回も涸沢まで行きたかったのですが、スケジュールの都合でその途中の徳尾大橋までのトレッキングとなりました。

上高地の観光客のメッカである河童橋から、明神岳を左手に仰ぎつつ梓川のほとりをてくてくと歩きます。徳尾までは標高差約100メートル位で、多少のアップダウンがあるものの比較的歩きやすい遊歩道です。梓川のせせらぎ、木が風に揺れて奏でる葉擦れの音、小鳥のさえずりを聞きながらマイナスイオンを浴びまくりました。途中猿の軍団に出くわし、まったく人間を怖がらずにむしろこちらに向かって来た時には恐怖すら感じました。休憩を含め徳尾まで往復8時間13Km、疲れましたがそれ以上にリフレッシュさせて頂きました。

その日は上高地のホテルに宿泊したのですが、2年前宿泊した際に話した苦手な食物の情報が活かされ、献立から外されていました。対変嬉しい配慮で感激しました。さりげない配慮、これこそが真のホスピタリティだと思いました。

ホテルも病院もホスピタリティを提供することにおいては同じだと思います。沢山の方に「次もここに泊まりたい」と思われるこのホテルと同様に、「具合が悪い時にあの病院に行こう」と思われるような病院でありたいと思います。そのためには、看護するうえでの真のホスピタリティの提供が不可欠ですが、私はそれを提供できているのか・・・と振り返る良いきっかけとなりました。

ちなみに、「ホスピタリティ」とは、「思いやり」「心からのおもてなし」という意味です。サービス業のみならず、最近では医療現場などでも頻繁にその言葉が使われるようになりました。形や行動などで示す「マナー」は相手に不快感を与えないための最低限のルールです。しかし、そこに「心」が加わると「ホスピタリティ」になり、深い心地良さが加わることで、信頼、安心感そして感動が生まれるのだそうです。

そこで、サービスとホスピタリティの違いについての記事がありました。内容はこういうものです。

 

 

奥が深く簡単なことではありませんよね。今の私が、患者さまが望むホスピタリティの提供ができているとは言い難いですが、これからも「ホスピタリティの提供」を意識しながら仕事をしていきたいと考えています。