4階病棟が地域包括ケア病棟になりました

看護日誌をご覧頂きありがとうございます。

明日から４月です。暖かい春に向けて歩み出す時期、雪解けを待たずに顔を出すフキノトウ、季節は正直に訪れてくれます。そして、大雪で大変な地域に早く春が訪れ、平穏な生活が送れるよう願っています。

連日、桜名所の満開の様子がテレビで放映されていますが、皆さまお花見に行かれましたでしょうか。私は獅子舞のお獅子に頭を噛み嚙みして「疫病退治」をしていただきました。桜を愛でるのは風情があり私も大好きです。毎年「きれいだわ～」と眺めてきますが、花びらの散る様は寂しい感じもいたしますね。「花冷え・勘の戻り」と言われるように、体調も崩しやすい季節です。春の匂いを感じながら体調にも気をつけて過ごして行きたいですね。

私の自宅から職場までは、自転車で5分程です。その短い通勤途中に、退院された患者さまやご家族にお会いすることがあります。ある方は、腰に手を当てながらでも玄関掃除をされていたり、またある方に挨拶をすると「元気にしているよ」と手を振ってくださり、入院中とは違う素敵な笑顔が返ってくることがあります。また、ご家族の方を見かけたとき、疲れた表情で車椅子を押されていました。「治療が終われば病院から在宅に積極的に戻す」というのが国の政策です。問題を抱えていない方ばかりではありません。介護を受ける方、介護する方々が地域に帰れるための支援が病院にも必要になります。

当院でも昨年10月から4階病棟を「一般急性期病棟」から「地域包括ケア病棟」に変更し、患者さま・ご家族が自宅に，地域に帰れるように、医療相談員や地域医療連携係と一緒に考えながら、退院の準備が整うように関らせていただいています。

緊急入院は3階病棟の入院になります。3階病棟で病状が落ちついた患者は、4階病棟へ移動していただき退院の調整をいたします。「地域包括ケア病棟」についてご質問がありましたら、遠慮せず病院窓口にお問い合わせください。

地域の皆さまが、「向島病院でよかった」と感じてくださるように、チームで患者さまとご家族を支える病院になれるよう、看護部としてもかんばって参ります。