看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

写実絵画のすごさ!

2014年12月20日

今年も今月で終わりです。

楽しかった日も気持ちが晴れなかった日も、それぞれ貴重な1日1日の積み重ねの12月だなあとつくづく感じます。どんな職業もそうであるように、いろいろな壁にぶつかることがありますが、

なかなか思うようにいかないのが現実です。

常に心冷静に、同時に情熱を持ち何事にも前向きに取り組みたいといつも思っています。

時には自分の周りの環境を意図的に変えてみることが、思いがけない発見や感動から、次のステップへ繋がることがあるように思います。

 

本を読んだり、グルメを堪能したり、旅にでたり、歌を歌ったり、芸術を愛でたりと心わくわくと感動されることが人間には必要ですね。

私は過去に大学院で「ホキ美術館」のことについての授業を受けたことがあります。

いつか行ってみようと以前から思っていましたが、ついに思いきって行ってきました!

ホキ美術館は日本初の写実絵画専門美術館です。千葉県にある昭和の森に隣接していてとっても静かな場所でした。

何度か電車の乗り換えで間違ったり、バスで乗り越したりとありましたがそれもまた楽しく思えるほど、のどかな環境で心穏やかになりました。

 

 

 

 

 

ホキ美術館は建物の一部が宙に浮いている変わった建物でいかにも美術館という感じでした。

中の絵画はもちろんどの絵も感動の連続で来て良かったとつくづく感じました。

まるで写真ではないかと思えるほどの細かなタッチの絵画をたくさん見ることが出来ました。

すごいだけでなくその絵の中の自然の偉大さや書いた人の心情が少しでも共感できたような気になり、とにかく「すごい」の一言しか浮かんできませんでした。周りで来ていた人も「まるで写真みたいね。こんなに書けるなんてすご過ぎるね」という言葉が聞こえてきました。

本当にこんなに感動をもらえるって、人の技術の力って無限だなあと感じました。

帰りに私はその美術館で本を購入しました。実際に現実に見た絵画をこの本の中で自由にいつでもみられるという魅力があったからです。これらの絵画をここで載せられないのが本当に残念です。

本の表紙のみなら載せてもいいという許可をもらい載せることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し映りが良くないですがまるで写真のように見えませんか?

これは野田弘志氏の作品です。野田氏のアトリエは北海道の洞爺湖を望むところにあるそうです。

その近くで見つけたうぐいすの巣を描いたそうです。

自然と生き物と人間の温かさや描ききるその技術に感動させられます。

芸術から学ぶことは多く、目には見えない心に響くものも多くあります。

自然の美もまた素晴らしいですが、人が書いた絵画も感動させられます。

私達は自然の中で生かされていますが、人間の生きる力もまたすごいし、素晴らしさを改めて感じます。

心広く人生を自分に素直に楽しく生きたいという気持ちになります。

 

素晴らしい絵画に感動をありがとうと言いたいです。

 

 

 

 

 

先月の看護日誌から今回は話が大きく変わりましたが、日本の高齢社会への対応には看護の現状はまだ多くの課題がある中、いつでも何事にも精いっぱい前向きに行動していく事が大事なのかもしれません。

そして、たまには意図的に自分の環境に変化を持たせることが、いろいろな発見と感動が生まれ自分の感性を広げられることが出来ると思います。

そこから次のステップが見えてくるかも!!!

12月 2014
« 10月   1月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

過去の記事