看護日誌

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

防災の日

2014年09月16日

9月に入り、朝・晩は涼しくなり秋の気配が感じられます。私も暑さで朝の5時過ぎに目が覚めてしまうこともなく、目覚まし時計の音でめざめるようになりました。

さて、9月1日は防災の日です。各地で防災訓練が催され、参加した方もいるのではないでしょうか。当院でも8月27日に町会と合同の防災訓練が行われました。私自身は勤務の都合で全部は参加することはできませんでしたが、地震や大雨による災害も多い中で、大規模災害時には大勢の命を預かる病院の役割は重要だと訓練の一部に参加し改めて痛感しました。

 

毎年防災の日には訓練を行いますが、9月1日が何故、防災の日になったのか・・

「昭和35年(1960)年6月11日の閣議で、9月1日を防災の日とすることが了承された。9月1日は、関東大震災が発生した日であり、暦の上で二百十日に当たり、台風シーズンを迎える時期でもある。国民一人一人が台風、高潮、津波、地震などの災害について、認識を深め、これに対処する心構えを準備しよう」というのが創立のねらいだそうです。(消防雑学辞典より引用)

東日本大震災は記憶に新しく、映像でも目の当たりにし、被害の大きさや自然災害の恐ろしさを痛感していますが、関東大震災の被害はどんな状況だったのか私も墨田区横網町公園内にある「東京都慰霊堂・東京都復興記念館」を訪ねてみました。

 

「東京都慰霊堂」は、関東大震災と東京大空襲の犠牲者が安置されています。1923年(大正12)年9月1日11時58分に関東大震災が発生し、「陸軍被服廠跡」と呼ばれていた空地

(横網町公園はその一部)に避難した人々が、火災旋風に

巻き込まれ、約3万8千人の人が亡くなったそうです。

毎年9月1日と3月10日には慰霊大法要が行われます。

(今は改装中でした)

「東京都復興記念館」は関東大震災、戦災の資料が展示されています。どんな被害状況だったか、写真・絵画、焼けた機械なども展示されています。実際に焼けて木に引っ掛かったトタン屋根(まるで洋服のようでした)が印象的でした。機会があったらぜひ足を運んでみて下さい。

 

また、災害時には自宅を離れ避難しなければならない時もあります。東日本大震災の際に負傷者への対応は比較的速やかに行われましたが、慢性疾患のある人の医薬品の手配は混乱したそうです。自分が何の病気にかかっているか、なぜ薬が必要なのか把握していない人も意外と多いそうです。万全な準備とはいかなくでも、何かが起こってからではなく、自分自身での前準備をしておくことは大切ということですよね。日本経済新聞2014年8月23日発行の中に“避難時の持病悪化を防ぐには”という記事が掲載されていたのでご紹介します。

持病がある人は万が一に備えましょう

  • お薬手帳の活用・・わかりやすいところに保管し、非難するときは災害非常袋にいれる。
  • スマートフォンのカメラ機能でお薬手帳の内容を撮影し、保管する。
  • 薬はかかりつけ医と相談の上、常に1週間分ぐらいの余裕があるようにする。
  • 慢性腎不全患者とインスリン自己注射患者は災害時の対応を相談しておく。
  • 認知症のある人は要介護度、症状を簡単にまとめたワッペン等を準備する。
  • 水分補給はしっかりと(脱水注意)給水車からの水はその日のうちに飲む。残りは煮沸して飲む。
  • 呼吸器の弱い人は建物倒壊による粉塵を防ぐ。使い捨てマスクの準備。
  • 高齢者、持病のある人はエコノミークラス症候群注意。1日に数回、体操や散歩をする。
  • 歯周病の悪化に注意。(今CMでも放送されていますね)体力のない人は誤嚥性肺炎に注意。避難所では、歯磨きや口腔内洗浄剤で口の中の清潔を保つ。

被害の甚大さを忘れないようにするとともに、災害時にどのように動くか、災害にあった時の準備やどこに非難するか、職場の備えと共に、家族とも話あっていきたいと思いました。

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